知っておきたい平屋と二階建ての違い
こんにちは。
設計インテリア担当のの三浦です。
このブログをご覧いただいている皆様は注文住宅をお考えの方も多いかと思います。
私の日々の業務は営業です。
住宅業界に入って現在までの間に1600組以上の方とお話をしてきました。
ここではその中で多くの方から頂くご質問やご不安事に対して私が行っているアドバイスをお伝えしていきます。
持論満載ですので共感できる部分、できない部分があるかもしれませんが、少しでもお役に立てて頂けると嬉しいです。
今回は「知っておきたい平屋と二階建ての違い」です。
1. 27,000 → 45,000
この数字は何だと思いますか?2010年から2018年の平屋着工件数です。(国交省建築着工統計調査参考)着工の割合だと2010年6.19%だったのが2018年9.92%に増えています。最近インスタグラム等のSNSでも平屋の投稿が増えていますよね。とはいえ、まだ着工棟数の90%は2階建てです。ここでは平屋と2階建てのポイントに触れていきたいと思います。
1-1. 平屋のメリット・デメリット
最初に平屋のメリットですが下記のような項目があげられます。
・ワンフロアで生活動線が楽
・老後も楽に過ごせるバリアフリー
・各居室からのつながり感が強い
・光熱費を抑えやすい
・屋根形状を室内空間にいかしやすい。などなど。
逆にデメリットとしては
・同じ床面積なら二階建てと比べ高額(屋根や基礎が広くなる為)
・広い敷地が必要になる
・周りの環境によっては日当たりが悪くなる
・外部に面した部分が多いためセキュリティ性の不安がある。などなど
メリットとしては家族とのつながり感を感じられる事や家事動線の楽さが平屋希望のお客様からは聞かれます。ただ、土地の広さが必要になったり建築費自体も2階建てと比べ高額になることが多いのがネックポイントになるケースが多いです。
1-2. 2階建てのメリット・デメリット
最初に2階建てのメリットですが下記のような項目があげられます。
・敷地が広くなくても部屋数を確保しやすい
・総二階ならコストメリットが高い
・お互いのプライバシーを確保しやすい
・狭小地でも2階リビングにすることで日当たりを確保できる
・バルコニーを付ける事ができる。などなど
逆にデメリットとしては
・1階に居室が無い場合、老後の生活が不安
・プライバシーが確保される反面つながりが薄くなる可能性も。
・階段の上り下りがあり生活動線が長くなる
・場所によっては高さ規制などに注意する必要がある。などなど
メリットとしては部屋数の確保が出来る事や、建築費を抑える事ができることなどが大きいのではないでしょうか?また平屋を建てるほどの敷地が必要ないため土地費用も抑える事ができます。半面デメリットとしては老後の心配が多いようです。1階の居室の必要性も十分に検討しましょう。また家族とのつながりが希薄になる事を心配させる方は階段位置に気を付けて間取りを考えていきましょう。
今回は【知っておきたい平屋と二階建ての違い】をお送りしてきました。大事なポイントはコスト面の違いと老後まで考えた生活スタイルです。もちろん平屋でも高額なるばかりではないです。例えば二階建ての時は35坪希望されていた方が28坪の平屋を建てられたケースもあります。まずは生活スタイルと予算の把握をしっかりしていきましょう。自分達には平屋がいいのか?二階建てが良いのか?もしよければご相談下さい。今まで事例を含めお客様にあったアドバイスができればと思います。
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